子宝相談では、奥様だけでなくご主人様のご相談もよくおうかがいします。
男性不妊の相談についてですが、ご相談に来られる方のお仕事にはある傾向が見られます。
あくまで私どもの薬局に来られる方ですが、
パソコンを使うお仕事の方や、夜勤のある方が多いです。
例えばコンピューター関連のお仕事をされている方やお医者さんなどです。
一日中パソコンに向かってお仕事をされている方は、ストレスがかかり血流も悪くなっています。
また長時間目を酷使することにより、肝血が不足した状態です。
一方お医者さんは職業柄、夜勤などが多く生殖をつかさどる腎が弱る傾向にあります。
また常に緊張感を保った状態でストレスがひどくかかっています。
また、食事も不規則で栄養のバランスも悪そうです。
西洋医学では男性不妊は、乏精子症、無精子症、精子無力症、奇形精子症などに分類されます。
東洋医学では、造精など生殖機能をつかさどる腎の状態が大きく影響してきますが
単に腎が弱っているというだけでなく、
ストレスによる気の巡りの悪さ、血流の悪さ、痰湿など複合している場合が多いような気がします。
また、精子をつくる栄養素が不足している場合もよく見かけます。
食の偏りや、添加物を多く含んだ加工食品を日常的に摂取していることが原因でしょう。
アルコールの摂りすぎなども原因のひとつです。
個人個人に応じて、漢方薬や自然薬、栄養素を用いて改善していきます。
現在、不妊症の原因が男性側にある割合は半数近くにも上ります。
ですが治療のことを真剣に考えられているのは女性が圧倒的に多く、
漢方薬局柚花香房に来られるのも奥様お一人が大半です。
男性の方は治療どころか検査さえも拒まれているケースも見られます。
ご主人の状態がわからないままだと、奥様の状態が良くなってきてもご妊娠されない場合などは、
手詰まりになり本当に悩まれているご様子を見かけます。
ご主人さんにお願いしたいことは、治療には積極的に参加しなくてもせめて検査だけでも受けて頂きたい。
ご夫婦気持ちを一つにして治療にあたられることを望みます。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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