前回産後うつが起こる原因について書きましたが
今回は事前にできる予防について書いていきたいと思います。
まずは体についてですが、産後の弱った体を回復させること。
とりわけ血をしっかりと補っていくことが大切です。
産後から1~2年,睡眠状況が安定し授乳が落ち着くまでのはしっかりと血を補っていきましょう。
食事の際、血分が豊富な食材を摂るとよいでしょう。
食材としてはレバー、牡蠣、牛肉、鶏肉、小松菜、ほうれん草、人参、黒ごま、ひじき、プルーンなどです。
ただ、赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんは自分の食事までしっかりとれないのが現実です。
また、高齢出産の場合はとくに血の消耗が激しいのでよりしっかりと補う必要があります。
そこでぜひ産後に飲んで頂きたいのが血分をしっかりと補う補血の漢方。
小太郎漢方の婦人宝、イスクラ産業の婦宝当帰膠、小林漢方の婦宝三膠などがおすすめです。
産前から飲むことで産後の肥立ちもよくなり、お乳も出やすくなります。
漢方薬局柚花香房でも40歳以上の妊婦さんにはおすすめするようにしています。
うつ傾向になってしまった場合には心脾顆粒、加味逍遥散、抑肝散加陳皮半夏などが必要になってきます。
うつになりやすい環境については、大切なのが一人で頑張りすぎないこと。
まず一番の助けになる存在としてご主人さんです。
パパにもしっかり頑張ってもらうために妊娠したら、パパへの準備を始めてもらいましょう。
「赤ちゃん本舗」さんや「ベビーザらス」さんなどベビー用品店では定期的にパパ教室をやっています。
産科さんで開催しているところもあります。
そういった教室ではママがいかに大変かということを伝えてくれるので是非参加して意識を高めてもらいましょう。
母子手帳や「たまごクラブ」などの本を読んでもらうのもいいですね。
パパ以外にも頼れるものには何でも頼りましょう。
お互いの両親、兄弟、親戚、近所の方でもどんどんお願いすればいいと思います。
あと、家事サービスの会社やご飯の宅配なども利用していいと思います。
赤ちゃんのことなど悩み事もどんどん人に聞くとよいでしょう。
身近な方がいない場合は行政のサービスなどを利用する手もあります。
ネットもよいですが話すことで楽になることは多いと思います。
なんでも完璧にこなそうと頑張りすぎないことが大事だと思います。
もし可能であればパパにお願いして
週1回、短時間でも一人の時間をもらってリフレッシュできると気持ちも楽になります。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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