帯状疱疹がとても増えているそうです。
帯状疱疹は中医学では
「纒腰火丹」、「蜘蛛瘡」、「蛇串瘡」などと呼ばれています。
帯状疱疹で辛いのが痛み。
発疹が消失したあとも神経痛が残るケースが非常に多いです。
ピリピリ、ズキズキ、ヒリヒリとさまざまな痛みをきたします。
漢方的に捉えると気滞血瘀、気虚血瘀の証型が多く
気と血にアプローチする漢方を組み合わせて使います。
とはいえ頑固な痛みになるとなかなかとりきれない場合が多いのですが
ある種の動物生薬を用いた漢方を併用するととてもよく効くケースがあります。
数年前まであったのですが生薬の不足、高騰で販売中止になっていたのですが
それが昨年再発売されました!!
煎じ薬でも作ることは理論的には可能なのですが
特殊な生薬のため流通していないのと
たとえ手に入ったとしても臭いがきつく服用は難しいと思います。
神経の痛み、痺れには駆風通絡の動物生薬はよく効きます。
その動物生薬の漢方を使うことで帯状疱疹後神経痛への治療の選択肢は広がります。
当店でももともと使用していた漢方なので聞いたときは驚きました。
販売中止になる漢方が多い昨今、有用な漢方は復活はとても嬉しいですね。
販売メーカーさんとの兼ね合いもあり処方名については控えさせていただきます。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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