中国では宜興にも行ってきました。
宜興は江蘇省にあり、紫砂茶壺の有名な産地です。
紫茶壺とはいわゆる急須のことで、主に烏龍茶、プーアル茶などをいれる茶壺です。
茶葉を蒸し、味や香りをしっかり引き出すことができます。
今回宜興では、紫砂壺を焼いている窯と、工場を見学しました。
この窯は龍窯といって、龍の形をしていることから名付けられました。
全長約70mにもなります。
下の入口より中に入ることができます。
現在、中国の文化遺産に指定されています。
もちろん今でも使用されています。
今回訪れた工場は、主に海外輸出用の特注品を扱っている工場です。
中ではすごいものを見せて頂きました。
上の画像にある、壺の側面に描かれたきれいな絵、
これは、全て親指だけで描かれています。
粘土を小さくまるめ、親指でひっつけるように伸ばしていきます。
部位によって粘土の色を変えていきます。
図面などもちろんなく小さい写真のようなものを参考に描かれていました。
まさに職人芸。
ここまで手のかかった作品ですから
さぞかしお値段もすることでしょう。
これも宜興の工場です。
たくさんの壺が並んでいます。
宜興では茶壺をいくつか購入しました。
現地で買うとさすがに安く、いい買い物をしました。
帰り空港の土産売り場で見た茶壺はゼロが一つ多くなっていました(驚)
杭州から車で3時間と少し距離がありますが、ぜひまた訪れたいです。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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