春は冬の間眠っていた万物が生長・発育・成長していく時期に入り、
陰気が弱まり陽気が次第に強くなっていく季節です。
植物は芽を出し、花が咲き、動物たちが外に出ていくようになります。
春の養生として朝早く起きリラックスして楽しくゆったりと、
陽気の生長を促進するように過ごせればよいのですが、
新型肺炎による影響で、気分が停滞し自宅にこもりがちになり
春の養生とは反対の生活になっているため
「肝」いわゆる「精神・情志」の活動が妨げられ、
精神的な症状が体に強く出やすくなっています。
イライラ、気持ちの高ぶり、不安症、無気力、めまい、動悸、胸苦しさ、
不眠、悪夢、胃痛、食欲不振、のどのつまり、頭痛、肩こり、ふるえ、
PMS、不正出血など様々な症状が出てきたり、きつくなったりします。
とはいってもコロナウイルスの流行のため、
行楽地に遊びにいったり外食に行ったりすることもあまりままならず、
なかなか気分をゆったり楽しくというのもむつかしいかと思います。
そこで少しでも肝をやわらげ気を巡らす方法として、緑があるところに散歩に出てみてください。
自然が多いところの散歩なら人混みを心配することもないですし、
歩くことによって気が巡り自然のよい気が入ってきます。
散歩がなかなか難しいという方は、
外でもベランダでも結構ですので日光浴するようにしてください。
日の光を浴びて背伸びをすると体の気が発散されていきます。
また食べ物では紫蘇、セロリなどの香り野菜や柑橘系の果物をとるとよいでしょう。
あとは暗いニュースばかり見過ぎないこと。
テレビでもスマホでも暗いニュースばかり。
情報を得ることも必要ですが暗いニュースばかり見ていると心血が消耗してしまいます。
テレビを見るとしたら楽しくなるようなお笑い番組がいいですね。
新型肺炎予防は手洗いやうがいも大切ですが、もっとも大切だと思うのは睡眠。
遅くとも12時までに寝て7時間以上、可能なら8時間寝るようにしましょう。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
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