今年も残すところ1か月ですね。
当店では毎年お屠蘇をお配りしていますが
今年も本日よりお渡し始めました。
日本では、元旦の朝、家族一同がそろってお屠蘇を飲む風習があります。
最近はお正月の過ごし方も多様化し
お屠蘇を飲まれないご家庭も増えてきました。
お屠蘇をご存じない方もいらっしゃるかと思うので
少しお屠蘇の話をしたいと思います。
お屠蘇とは、屠蘇散あるいは屠蘇白散といい、実は漢方処方なのです。
中国の三国時代の名医、華佗が生み出した処方です。
三国志を読んだことのある方でしたらご存知の名前かと思います。
唐の時代に中国から日本に伝わり、
天皇が元旦から三日間、お神酒に浸して用いたのが始まりと言われています。
数種類の生薬を調合した屠蘇散を一晩清酒やみりんに漬け、
元旦から三日間あるいは五日間頂きます。
長寿延命や無病息災を願って飲まれています。
屠蘇散の処方は書物によって違いますが
一般的には、身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、
風邪予防にいいと言われている生薬を含んでいます。
最近では、お屠蘇を飲まれるご家庭が少なくなってきていますが、
意味を知ると興味深いものがあります。
今まで飲まれていなかった方も、今年はぜひ飲まれてみてはいかがでしょうか?
お屠蘇の配布はなくなり次第終了とさせていただきます。
漢方薬局柚花香房でお配りしているお屠蘇の作り方を載せておきます。
<屠蘇散の作り方>
屠蘇散一袋を清酒180ml~360ml(一合ないし二合)
の中にひたして、一晩そのままおき、
元旦の朝からお使い下さい。
お好みの応じてみりんを入れると味がよく
のみ易くなります。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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