不妊・妊活相談でお越しになる方は30代後半から40代が多いのですが
ここ1、2年、20代の方が増えてきたように思います。
早期の卵巣機能の低下、子宮内膜症、多発性子宮筋腫など
妊娠を妨げる大きな原因はないのになぜか妊娠せず、
人工授精を繰り返したり、体外受精まで進まれている方もいます。
今までいろんな治療をしても妊娠しなかったのに
漢方を始められるとあっさりと妊娠される方が結構いらっしゃいます。
当店がすぐ妊娠する魔法の妊娠する秘薬を出しているわけでももちろんありません。
体のバランスを整える漢方をお出しし、正しい頑張り方をお伝えしているくらいです。
20代でなかなか授からない方は
間違った情報などで適切な頑張り方・治療をされておらず、
不妊症ということにされてしまっている方が多いという印象です。
そもそも妊娠するためには、適切な時期に適切な回数の夫婦生活が必要です。
ここからしてネット上やSNSでは間違った情報が流れており、
また婦人科のタイミング療法では、さも排卵近辺に1~2回タイミングをとれば
簡単に妊娠できるような印象を与えてしまいます。
ほんとは1、2回程度では簡単には妊娠できないのにもかかわらず。
クリニックに通うっている場合は、タイミング療法を3回ほど繰り返し、
妊娠できないとこれ以上やっても確率は上がらないのでと人工授精に進みます。
人工授精の妊娠確率は、タイミング療法とほぼ同じ。
クリニックによってはタイミング療法より低い確率のところもあります。
そしてそれでもうまくいかないと体外受精。
体外受精も妊娠確率はクリニックの発表にもよりますが
40~60%台が多いようです。
流産率を差し引くと50%を切るくらいでしょうか。
体外受精でもうまくいかなかった場合、
「20代なのになぜ妊娠しないんだろう」という
不妊の迷路に迷い込んでいまします。
日本産婦人科学会のHPを見ますと
「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が
避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、
一定期間妊娠しないものをいいます。
日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について
「1年というのが一般的である」と定義しています。
と記載されていますが、一定期間については1年と定義しているにもかかわらず
性交回数は定義されていません。
月1回のご夫婦も、月10回のご夫婦も同じく1年で不妊症となるわけです。
このあたりの情報が周知されておらず間違った情報だけが広がり
しかもほとんどの婦人科や不妊クリニックでは詳しく説明してくれないため
不妊症ということに自分自身で思い込んでしまいます。
思い込むだけなく諦めてしまう方までいると聞きます。
不妊ではなくまだ授かっていないだけかもしれません。
間違った情報が広がると、皆さん子作りの頑張り方として
1周期1回でいいと思われているご夫婦も結構いらっしゃいます。
そのせいで余計に赤ちゃんを授からなくなってしまいます。
もちろん妊娠の仕組みについて
ちゃんと説明してくれるクリニックもありますがその数は本当に少ないです。
東京や福岡には自然妊娠に結構力を入れておられる不妊クリニックがありますが
ミシュラン掲載のレストランと同じくらい予約が取りにくいです。
20代で頑張っているのに妊娠しない、
悩まれている方は一度ご相談下さい。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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