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高齢出産、産後の体調不良

 

 

 

近年晩婚化が進み、出産されるご年齢も昔に比べ高くなってきています。

当店でも高齢でのご妊娠希望のご相談が多く、40代の方のご妊娠が増えています。

高齢出産の定義ですが 日本産科婦人科学会では35歳以上の出産を高齢出産としています。

 

高齢出産で気を付けなければいけないのが産後の体調不良。

とりわけ40代のご出産では不調を訴えられる方がとても多いと感じます。

訴えの多い症状としては

だるさ、疲れやすい、うつ、不安、眠れない、腰痛、肩こり、めまい、立ちくらみ

と多岐に及びます。

 

出産という行為は腎を弱らせます。また出産により気(エネルギー)を消耗します。

そして一番ダメージを受けるのが血です。

妊娠中、ご自身の栄養を赤ちゃんに送るので、出産時は血が少ない状態です。

そして出産時の出血により血が減り、

その後は血を原料としている母乳を赤ちゃんにあげることで血が常に不足します。

産後しっかりと休養をとれればいいのですが赤ちゃんは待ってくれません。

昔のようにお母さんやおばあちゃんが一緒に住んでいればフォローを受けれますが、

これがワンオペだったりすると赤ちゃんのお世話と家事でいっぱいいっぱい。

自分の体調を考える時間はありません。

若ければまだ自分の回復力でなんとかできる場合もありますが、

高齢だと回復力も弱く、様々な不調を引き起こしてしまいます。

とりわけうつや不安症などの精神症状は

血が不足している状態では 急速に悪化し症状がひどく出てしまいます。

 

中国では出産後1か月は寝たきりで体を休め、血を補う薬膳スープなどで回復をはかります。

その間はご自身の母親や義母が赤ちゃんのお世話や家事をするそうです。

現代では産後1か月母体の回復をはかる医療センターや、

産後の面倒を見てくれるお手伝いさんのような職業もあるようです。

 

漢方薬局柚花香房でも、40代の方には高齢出産後の不調を予防するために

補血補気の漢方薬をおすすめしています。

出産後すぐに服用を開始してもらうことで回復をはかります。

漢方を飲んでいたからなんとか乗り切れたというお声をよくいただきます。

補血の作用があるので母乳の出もよいようです。

あちこち病院を回り検査を重ねたり、

心療内科に通われたりとてもつらい思いをされている状態を見てきました。

40代でご出産を迎える方はしんどくなる前に早めにお近くの漢方薬局へご相談下さい。

婦人科は漢方の得意とするところですので、きっとお力になれると思います。

 

 

 

貴文

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

漢方薬局 柚花香房

大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101

問い合わせ:06-6816-9677

 

 

 

 

 

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