不妊漢方治療Q&A7
Q.便秘薬を毎日飲んでいますが大丈夫ですか?
妊娠に影響はありますか?
A.妊娠の可能性のある高温期の服用はおすすめしていません。
便秘薬には色々な種類がありますが
たいていの成分が妊娠中には禁忌となっています。
漢方便秘薬などは体に優しいイメージがあり大丈夫そうに見えますが
例えば生薬の大黄やセンナなどは子宮収縮作用があり
流産早産の恐れがあるため妊娠中の使用はおすすめできません。
妊娠中と同様、妊娠の可能性がある高温期も
作用の強い便秘薬の服用はおすすめしていません。
特に体外受精での移植後などは注意が必要だと思います。
便秘薬が必要な場合は、妊婦さんでも服用できる
酸化マグネシウムなどの使用をおすすめしています。
漢方相談に来られている方は、妊娠のための体作りの間に便秘も改善するケースがほとんどで
あまり便秘薬の服用を考えるケースはあまりありません。
※質問に対する回答はあくまでも私の個人的な考え方で、
不妊治療専門クリニックのドクターや他の漢方の先生とは見解が異なる部分もあるかと思います。
その辺を踏まえご参考までにお読みください。
執筆者
井上 貴文
薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
TOP