漢方薬局柚花香房には子宝のご相談に来られる方が多いですが
二人目ができなくて来られる方も結構いらっしゃいます。
一人目ができたのになぜ二人目ができないんだろう?
と疑問に思われいてる方も多いですが、そこにはいくつかの原因が存在します。
まず原因の一つとして授乳期間が長いこと。
以前は授乳は大体10か月から1年くらいで終わるのがよいとされてきましたが
現在はコミュニケーションや心の発達などの面で子供が自然とやめるまでは続けてもよいという考え方で
授乳を1年過ぎても長く続けられる方が増えてきました。
子供の成長という面ではよいのかもしれませんが、
二人目を希望されている場合は1年くらいで卒乳された方がいいように思います。
というのも授乳を続けることでプロラクチン(催乳ホルモン)の値が高いままになり、
二人目を頑張る段階になっても適正な値にならないことがあります。
プロラクチンが高いと排卵しづらくなるだけでなく、着床もしづらくなります。
そういう場合は、ホルモンバランスを整える植物エキスや、プロラクチンを下げる麦芽製剤、
また気を巡らす漢方薬などを体の状態に応じて服用することで改善していきます。
また、母乳は白い血液とも言われ、授乳を続けることで血虚いわゆる血の不足した状態になりやすくなります。
血が不足すると子宮がしっかりと養われないため妊娠がむつかしくなってきます。
血が不足気味な方には、動物生薬を用いた強力な補血薬を使用します。
子宮の部分に血を流しやすくる引経薬なども同時に用いることがあります。
二人目ができにくい原因は授乳期間の延長だけでなく他にも色々ありますので、
順次ブログでお伝えしていこうと思います。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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