当店は不妊治療・妊活のご相談が多いのですが
高齢の方や治療していてもなかなか授からない方が
遠方よりたくさん相談に来られます。
漢方を処方していて感じるのは、治療が難しい方や高齢の方は
なかなか数字通りには事が運ばないケースが多いです。
一番よくあるのが受精卵の質です。
体外受精において胚盤胞のグレードによく見られます。
例えば先日も相談に来られていた方が採卵され、
凍結できたのは胚盤胞の3BCと3CC。
漢方を服用する前よりグレードは悪かったですが
2つ移植すると驚くことに2つとも着床。
現在は双子の赤ちゃんは順調に進んでいます。
あとよくあるのがFSH。
漢方を使えば、卵巣を切除したりよほど卵巣機能が低下している方以外、
たいていの方は値が下がるのですが、
値が下がらなくても質の良い卵が採れ妊娠されることがあります。
FSHの値がなぜ上がるのかについて体の状態を考える必要がありますが
一番大事なことは良い卵ができることで
それができれば妊娠の可能性はぐっと上がります。
内膜についても同様のことが言えます。
単なる厚さよりも質がとても重要です。
移植の際、内膜の厚さは10mm近くはあったほうがよいですが
着床しやすいように柔らかいか、炎症はしていないかなども妊娠に欠かせない要因です。
当店では過去、子宮内膜がとても薄い方もご妊娠されています。
高齢の方や、手術やガンを患った方、機能低下が強く難治性である場合など、
必ずしも検査値の確率通りにはうまくいかないことが多いです。
数値が悪くても質さえ高めれば妊娠することも大いにあります。
数字にとらわれすぎて本質を見逃さないことが大切です。
貴文
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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