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お米を食べましょう

 

 

 

お米を食べましょう。

最近ご飯を食べない、控えている方が本当に増えています。

漢方相談の際、食生活についてお聞きするのですが

1日3回の食事でお米を全く食べない、もしくは茶碗に半分くらいという方がとても多いです。

糖質制限、糖質ダイエットなど、糖質を控えることで簡単に痩せれる

という考えから気軽に始められることが多いようです。

糖尿病などで期間を決めて糖質制限することは有益なこともありますが

お米を食べないことで体に多くの悪影響を及ぼします。

 

体の不調を訴えて来られる方で、体質的に気虚の方は非常に多いです。

気虚とは気(体のエネルギー)が不足することです。

それによりだるさ、倦怠感をはじめ様々不調が表れます。

お米の食べ物の性質は補気、いわゆる気(エネルギー)を補います。

当然、補気作用のあるお米を食べず食事を抜いたり、

おかずだけで簡単に済ませると体内のエネルギーが補われません。

そういう食生活が長く続くと、体はエネルギー不足におちいります。

痩せたいけど我慢はしたくないから甘いものはたくさん食べるのにお米は控えて、

挙句ダイエットどころではなく体調不良になってしまう方もいらっしゃいます。

 

いずれの方も、糖質制限についてしっかり考えず、

ネットに書いてるから、YouTubeで見たからとか気軽にはじめられることが多いようです。

糖質制限は医師や専門家のもとで期間や方法を考えて行わないと

体を弱めることになりかねません。

お米は野菜や豆類など食物繊維の豊富なおかずと一緒に食べることで糖の吸収は穏やかになります。

気になる方はビタミンやミネラル、食物繊維の豊富な玄米を食べるとよいでしょう。

 

妊活中の方、不妊治療中の方にもお米を控えておられている方がたくさんいらっしゃいます。

気が極端に不足すると卵子を成長させる力が足りなくなり、

着床後の受精卵を維持する力も足りなくなります。

 

長年日本人に食べられていたお米、それで体を害することはあまりありません。

それよりも加工食品や新たに作られ歴史の浅い食品の方が体に良くないことのほうが多いです。

あれこの食事はどうなのかな?と悩まれたら

おばあちゃん世代が食べられていた食事を思い出してみるとよいと思います。

 

 

 

 

貴文

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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