2月に入って花粉症の方の相談が増えてきました。
花粉の飛散は関西はまだ少なく症状がでてはいないようですが、
「毎年ひどいので今年は漢方でなんとかしたいんです。」
ということで来局されています。
東洋医学的には、アレルギーの一種である花粉症は「衛気」の異常が原因です。
「衛気」は体の表面を守る働きをしていて、風邪の侵入を防いだり、
皮膚の働きを調節したりしています。
同じように生活していても、花粉症になる人とならない人がいますよね。
もともと体の働きの乱れがあり、花粉にさらされ過剰に反応してしまうのです。
もともとの体の働きの乱れは、生まれながらにもっている体質や生活習慣によっておこります。
体が冷えていることで水分の巡りがわるくなっていたり、
ストレスなどで衛気の働きが乱れていたり、ひとりひとり様々です。
漢方薬や生活習慣の工夫で体質を改善し、症状がでにくい体に変えていくことができます。
漢方薬での治療では
今出ている症状を改善するのを、「標治」といいます。
もともとの体の問題を解決していくのを「本治」といいます。
漢方薬は効き始めるのに時間がかかるイメージがありますが、
今出ているつらい症状にも漢方薬は効果を発揮します。
その場合は標治がメインになります。
アロマの精油では呼吸器系に働きかけてくれる
ユーカリやティートリーやペパーミントなどがおすすめです。
ハンカチに1,2滴落として深呼吸したり、ルームスプレーをつくってお部屋にふったりするといいですよ。
鼻が詰まっているときにはペパーミントのクリームを鼻の下に塗ると呼吸が楽になります。
お店でも香寺ハーブガーデンさんのペパーミントクリームを販売しています。
普段の生活では
体を冷やさないようにする
睡眠を十分にとる
水分の取り過ぎに注意する
などに気を付けるとよいですね。
東洋医学では体に合った生活をおくることを重視しています。
本格的なシーズンが始まる前に体を整えていきたいですね。
昌子
漢方薬局 柚花香房
大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101
問い合わせ:06-6816-9677
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