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不妊治療、保険適用のデメリット

 

    4月から不妊治療の保険適用が始まりましたね。 現在不妊治療のクリニックはどこもとても混みあっているようです。 保険が適用され治療費が安くなるのは喜ばしいことですが 制度が始まって1か月、保険適用による治療の弊害がかなり出ているように思えます。   まずは不妊治療に使われていた薬剤が今まで通りに使えなくなったことです。 有名どころを上げるとバイアスピリン、ユベラ、ダクチル、ブロギノーバ、 タクロリムス、レルミナ、G-CSF製剤などです。 ダクチルは子宮が痙攣している方の移植時に使われていました。 タクロリムスは免疫の異常(Th1/Th2比が高い)場合の移植時 ・・・

イライラ、喉のつまり、胃痛などの症状が強く出ています

 

    今年の春は肝の症状がとても強く出ています。 ここ2、3週間は特に イライラする、喉がつまる、吐き気がする、胃が気持ち悪い、眠れない などの症状が出ている方がとても多いです。 この時期に出やすい症状ではありますが今年は特にきつい印象です。   気温の変化もありますが、影響していると思われるのが社会情勢。 コロナウイルスの感染者数の大幅な増加。 自粛もそろそろ我慢の限界なのかもしれません。 あとは戦争のニュース。 テレビをつけてもスマホを開いてもよく目にします。 不安や憤りを感じ、精神的に抑圧され、肝の症状が強く出ているのだと思います。   漢方の古 ・・・

データよりも質が大切  ~不妊漢方治療~

 

    当店は不妊治療・妊活のご相談が多いのですが 高齢の方や治療していてもなかなか授からない方が 遠方よりたくさん相談に来られます。 漢方を処方していて感じるのは、治療が難しい方や高齢の方は なかなか数字通りには事が運ばないケースが多いです。   一番よくあるのが受精卵の質です。 体外受精において胚盤胞のグレードによく見られます。 例えば先日も相談に来られていた方が採卵され、 凍結できたのは胚盤胞の3BCと3CC。 漢方を服用する前よりグレードは悪かったですが 2つ移植すると驚くことに2つとも着床。 現在は双子の赤ちゃんは順調に進んでいます。   あと ・・・

漢方で夢の内容が変わる?

 

    「悪夢をよく見るので漢方で何とかしてほしい」 ・・・そんな相談をおうかがいすることはあまりありませんが 漢方相談で色々なお話を聞いていると 悪夢を見る、仕事の夢をよく見る、追われている夢を見るなど 不快な後味の悪い夢を見ている方はわりといらっしゃいます。   漢方相談で体の調子をうかがっていく中で睡眠の項目があります。 睡眠の質についてもおうかがいするのですが 不快な夢を見ている方は睡眠が浅かったり睡眠の質が悪かったりするようです。 実際のところどんな内容の夢を見ても構わないのですが 良くないのは睡眠の質が悪くなり、体調に影響を及ぼすことです。 なので質が ・・・

高齢出産、産後の体調不良

 

    近年晩婚化が進み、出産されるご年齢も昔に比べ高くなってきています。 当店でも高齢でのご妊娠希望のご相談が多く、40代の方のご妊娠が増えています。 高齢出産の定義ですが 日本産科婦人科学会では35歳以上の出産を高齢出産としています。   高齢出産で気を付けなければいけないのが産後の体調不良。 とりわけ40代のご出産では不調を訴えられる方がとても多いと感じます。 訴えの多い症状としては だるさ、疲れやすい、うつ、不安、眠れない、腰痛、肩こり、めまい、立ちくらみ と多岐に及びます。   出産という行為は腎を弱らせます。また出産により気(エネルギー)を消 ・・・

イライラ、もやもや、PMS、不安、不眠、めまいetc.

 

    1月も明日で終わり、明後日から2月が始まります。 まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では2月4日は立春。 すなわち春が始まります。     立春あたりから春の不調が現れやすく、「肝」を原因としたご相談が増えてきます。 春になると今まで内にこもっていた体の陽気が盛んになり、心身の働きも活発になります。 また「肝」も盛んになり、自律神経が高ぶってきます。 この季節の変動にうまく対応できないと、心と体の不調が出やすくなります。 春に起こりやすい不調としては イライラ、落ち込み、不安、うつ、パニック、不眠、肩こり、頭痛、めまい、PMSなどがあります。 肝は体の気の ・・・

子宮腺筋症ですが漢方で妊娠できますか? 不妊漢方治療Q&A

 

    不妊漢方治療Q&A20   Q.子宮腺筋症ですが漢方で妊娠できますか? A.漢方で子宮内膜の状態を改善し妊娠することは可能です。     子宮腺筋症とは、30代後半から40代に多くみられる疾患で、 本来子宮の内側に位置する子宮内膜組織が子宮の筋肉の中にできてしまう病気です。 子宮腺筋症により子宮の筋肉が硬く腫れ、周辺が炎症を起こしてしまうため、 受精卵が着床しにくくなり不妊症の原因になるといわれています。 不妊症の原因が子宮腺筋症だけの場合は 漢方では内膜の状態を改善し着床しやすくすることが目標になります。 まず活血剤などを用い ・・・

温めすぎに注意

 

    年末から寒い日が続いていますね。 昨日はここ吹田でも雪がチラチラと待っていました。 寒くなるとつらいのが冷え性の方。 女性では手足の先が冷えたりとお困りの方も多いと思います。   冷え症の対策はされているのだけれど、誤った対策取られている場合があります。 多いのが温めたほうがいいということで熱性の食べ物を取りすぎることです。 ショウガやニンニク、唐辛子などを毎日摂られています。 温熱の作用があるので体を温めはしますが 温める力をつけているのではなく単にかーっとさせているだけです。 なので毎日のように摂りすぎると体に余分な熱がたまってしまい ほてりや肌荒れ、 ・・・

基礎体温表

 

    当店では妊娠希望・不妊症などの漢方相談では 基礎体温表の記入をお願いしています。   基礎体温表の記入をお願いすることの理由としては しっかりと読み取ることで体の状態を知ることができます。 陰(卵子を育てる期間)の力が足りているか 陽(着床した受精卵を維持する期間)の力が不足していないか 陰陽のバランスはうまくいっているか 気(エネルギー)が不足していないか 子宮内の血流の状態 子宮内膜の炎症 ストレスが妊娠に影響を及ぼしているか   ホルモン剤を服用しているは体温を見ても意味がないようにも思えますが 服用している薬剤によって相応の上がり方下がり ・・・

明けましておめでとうございます。

 

  遅いご挨拶になりますが、当店は1月6日(水)から営業しております。 年明け忙しくなかなかブログを更新できませんでした。 また年末年始お休みを頂いた関係で1月中頃までは相談のご予約が埋まっており 大変ご迷惑おかけしておりますが 1月後半はまだ空きがある時間帯もございますので 相談のご希望ございましたら是非お電話下さい。   昨年はコロナ禍にもかかわらず遠方からの相談が多い年でした。 大阪だけでなく京都、兵庫、奈良など近畿一円から 東は東京、西は九州からもご来局いただきました。 遠方から吹田の小さな薬局にまで足を運んでいただき 身が引き締まる思いでいっぱいです。 &nbsp ・・・

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