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45歳、繰り返す流産を乗り越え漢方で出産へ

 

 

 

【40代後半 女性】

 

 

自然妊娠、体外受精による流産あわせて7、8回流産を繰り返していました。

心拍確認後少ししての流産が多く、毎回胎児が週数より小さいと言われていました。

年齢的にも最後のチャンスと考え、ご主人さんの勧めで相談に来られました。

 

流産後の染色体検査で問題なかった時もあり

流産の多くは、体の弱さと年齢からくる衰えで

妊娠に体が耐えられなかったのが原因と推測できました。

お体の様子を診てみると

ひどい冷え性がある

疲れやすく夕方には倦怠感を感じる

耳鳴りがある

体の全身がむくむ

腰痛がある

早くから白髪があり染めている

基礎体温が低く、高温期でも36.5℃を切る

など典型的な腎虚の兆候がたくさん見られていました。

また血流も悪く、下肢にあざができやすかったり

生理痛がひどく経血に大きな暗い色の塊がありました。

子宮内膜症の診察歴もありました。

 

ご本人のご希望で年齢も考慮に入れ、体外はせず自然で頑張りたいとのこと。

妊娠できる力はまだ残っているように見られたので

妊娠に耐えうる体作りに重点を置いて処方しました。

とにかく腎を引き上げるため大補腎の漢方をしっかり飲んでいただきました。

その他、脾気を高める漢方、調経の漢方、

子宮内膜の血流を良くし内膜面からの着床の維持をはかる漢方など

流産に特化した処方を組みました。

体はだんだんと元気になっていきましたが

度重なる流産で腎が消耗し、排卵さえもできていない周期もありました。

それでもとにかく体を高める漢方を飲みながらタイミングを頑張ると

飲み始めて9カ月で急に体温が上がりだし自然妊娠できました。

そこからが処方をより重点的に流産予防に変更。

つわりもありましたが頑張って服用していただきました。

心拍、胎嚢を確認できましたが、今回は大きさも週数通りで順調に推移。

途中出血があったりもしましたが任衝脈を高める漢方で乗り切り

安定期、妊娠後期も無事に経過し、もうすぐ出産を迎えられます。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:不妊症40代妊活

 

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