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心療内科を受診する前に

 

 

漢方薬局柚花香房では精神的にお悩みの方も相談に来られます。

症状が出て最初に来られる場合もありますが、

心療内科に通院し、良くならないので相談に来られる方がいらっしゃいます。

相談の際、最初に症状が起こった時のことをたずねますが

たびたび思うのが、心療内科にかかる前に最初にうちに来ていただいていたら

もっと早く治ったのにと思うことがたびたびあります。

心療内科にかかる必要がある場合もありますが

軽いうちに漢方を飲むことで簡単に良くなることも結構あります。

 

心療内科に通院後に漢方に来られるデメリットとしては大きく2点あります。

一点目はは良くなったあと、心療内科の薬を止めるのに時間がかかることです。

たいていの方は症状が落ち着くことではなく薬を止めることを希望されますが、

抗うつ薬や抗不安薬などは、治す薬ではなくコントロールする薬です。

そのため調子がいいからといっていきなり薬を中止すると

コントロールが狂いまた調子を崩してしまうことです。

例えば抗うつ薬のパキシル、これは減量や中止に注意が必要な薬で

添付文書には

「投与中止(特に突然の中止)又は減量により、めまい、

知覚障害(錯感覚、電気ショック様感覚、耳鳴等)、睡眠障害(悪夢を含む)、

不安、焦燥、興奮、意識障害、嘔気、振戦、錯乱、発汗、頭痛、下痢等があらわれることがある。

症状の多くは投与中止後数日以内にあらわれ、軽症から中等症であり、

2週間程で軽快するが、患者によっては重症であったり、

また、回復までに2、3ヵ月以上かかる場合もある。」

「突然の投与中止を避けること。投与を中止する際は、

患者の状態を見ながら数週間又は数ヵ月かけて徐々に減量すること。」

との記載があります。

心療内科のお薬を服用の場合は、漢方を飲んで調子が良くなっても

基本自己判断で減量せず主治医の先生に相談して減薬してもらうことをお伝えするのですが

たまに勝手に減らされかえって調子を崩されてしまう場合もあります。

 

二点目は本当の症状がわからなくなることです。

最初は軽い落ちこみや軽いうつの症状であったのに

良くならないので薬がどんどん追加され、その影響でぼーっとしたり

気分が高まりすぎたり一方で落ち込んだりと

相談に来られて話をおうかがいしても

一体何が元の症状で何が薬の影響が全くわからない場合があることです。

もちろん皆さんが皆さんというわけではありません。

心療内科の先生にもよい先生はたくさんいらっしゃいますし

薬を厳選して使われる先生もいらっしゃいます。

ただ、とにかく薬一辺倒で薬の使用量がとても多い先生もおられます。

心の病はどの先生にかかられるかでかなり差が出てくる気がします。

 

漢方はコントロールする薬ではなく、元の正常な状態に戻していく薬です。

ゆっくり効いてくるのものもありますが

早めに始めればすんなり効果が出るものもあります。

心療内科を受診される前にまず漢方を試してみるのも一つの手段だと思います。

 

 

 

 

貴文

 

 

 

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

漢方薬局 柚花香房

大阪府吹田市山田西3丁目57番20号ピアパレス王子101

問い合わせ:06-6816-9677

 

 

 

 

 

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