子宮筋腫とは子宮筋層を構成する平滑筋に発生する良性腫瘍ので、発生・増大にエストロゲンが関与するエストロゲン依存性疾患です。30~40代の女性に後発します。子宮筋腫が発生することにより、過多月経、月経痛、不妊症などの症状が起こります。 子宮筋腫は発育方向によって3つに分類されます。 筋層内筋腫 筋腫が子宮筋層内に発生・発育するもので、子宮筋腫の約70%を占めます。 筋腫の発育により、子宮は増大し変形します。 子宮の変形により子宮筋の収縮が妨げられるため、月経時の下腹部痛や腰痛がきつかったり、月経が長く続いたりします。 3つの分類の中で一番多発しやすいのも ・・・
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子宮筋腫
最近ちょこちょこおうかがいする相談として 「骨密度を上げたい」 「骨粗鬆症の薬を飲みたくない」 というご相談です。 整形外科等で骨密度を調べて値が悪いと骨粗鬆症の薬をすすめられますが、飲みたくないという方が多くいらっしゃいます。 というのも、飲んでる間は抜歯などの歯科治療ができない、消化管に副作用が出やすい、服用後30分は横になってはいけないなど色々な制約があるからです。 そういう方のために漢方でも対応できる処方がたくさんあります。 というのも漢方では骨に対する治療法が確立されています。 漢方では骨は腎がつかさどります。 腎は精を蔵し、精は髄を生じ、髄は骨を養います。 すなわち骨 ・・・
最近やっと秋らしくなり、比較的涼しい気候が続いています。 ただ秋は台風などの影響で気圧の変化が激しかったり、朝晩の気温差で自律神経が乱れやすくなったり、体に不調が出やすい季節でもあります。 ここのところ夏の疲れの影響が出ている方のご相談が増えています。 「夏はなんとかやり過ごして来たけれど涼しくなってから、体のだるさがきつい。」 「めまいがして病院に行くと三半規管の乱れと言われて、メリスロン、アデホス、セファドールなどの薬を処方されて飲んでいたけれどまだすっきりしない。」 「食欲が落ちて、胃が重くてつかえたかんじがする。」 などの症状です。 今年も猛暑の影響で、 ・・・
先週の日曜日に腸活の勉強会に参加しました。 自分の腸内環境は自分が生まれてから摂ってきた食事や生活習慣などに影響を受けています。 腸内には約1000種類の細菌が、およそ100兆個も生育していると言われています。 スーパーなどで色々売られているヨーグルトや乳酸菌飲料には「〇〇株」などと特定の種類の乳酸菌が使用されていて、自分の体に定着して不調をすぐに改善してくれそうに思えます。 ですが、自分の腸には自分が連れ添ってきた腸内細菌がいて、なかなか新しい乳酸菌が定着するわけではないそうです。 自分の体に合うものが見つかれば良いのですがそう簡単ではないかもしれません。 私もこの事を知る ・・・
まだまだ気温は高いですが、それでも真夏の蒸し暑さは少し影をひそめ、秋の空気が感じられる日もでてきました。 秋といえば食欲の秋。美味しい果物などの食材が豊富な季節ですね。 ただ、果物の食べ過ぎは脾胃を冷やしてしまうので一度に大量に食べるのは控えましょう。 特に胃腸の弱い方や気が不足している方は弱りやすいので注意が必要です。 漢方相談をしていて「甘いものが好きで食べ過ぎてしまう」と話される方が時々いらっしゃいます。 甘いもの、美味しいですよね。 お茶と一緒にいただくとホッとします。 ただ、食べ過ぎとなると体にはあまり良くありません。 漢方的には湿がたまり、 ・・・
世間一般のイメージとして、漢方薬が得意だと思われている疾患は、葛根湯や漢方胃腸薬などに代表されるCM等に出てくる病名だと思います。 ざっと挙げてみると 胃痛、胸やけ、食欲不振などの胃腸疾患 風邪などのウイルス性疾患 更年期、生理不順、PMSなどの婦人科疾患 と言ったところかと思います。 ですが漢方薬はしっかりと体質や体の状態を診て処方すると、色々な疾患に効果を発揮します。 驚かれるところでは 緑内障、突発性難聴など感覚器の疾患 脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、ヘパーデンなどの整形外科系疾患 シェーングレン、バセドウ病、ベーチェット病、全身性エリテマトーデスなどの免疫疾患 ・・・
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漢方相談
不妊漢方治療Q&A31 Q.連続して採卵を行っていますがうまくいきません。 A.続けすぎず休みの期間を設けることが大切です。 体外受精で採卵を続けていてもなかなか卵胞が育たなかったり、採卵できても受精しなかったり成長が途中で止まったりと、採卵がうまくいかないとのご相談がよくあります。 漢方を服用して体の状態を上げ卵子の質をよくしていくことはいいのですが、それとともに連続で採卵しすぎないことも大切です。 採卵方法にもよりますが内服の排卵誘発剤に加え、注射剤など種類が多くなったり回数が増えるとそれだけ体に負担がかかります。 PPOS法など黄体ホルモンが加わっ ・・・
不妊漢方治療Q&A30 Q.不妊治療をはじめてからたびたび正出血をするようになりました。いい漢方はありますか? A.まずはホルモン剤を中止することが必要です。 不妊治療を続けていると、生理がなかなか終わらなかったり、生理が終わったのにすぐ出血が始まったり、少ない出血が続いたりということがあります。 不正出血には体の弱りやストレスなど様々な原因がありますが、不妊治療中、特に体外受精を頑張られて頑張られている場合は、ホルモン剤による影響が一番多いと思います。 不妊クリニックさんにもよりますが、薬剤の使用が多いクリニックさんで起こるケースが多いです。 採卵は高刺激でホルモン剤の内服と ・・・
漢方を始めるとすぐに劇的に効果があらわれる人がいらっしゃいます。 お悩みの症状や体質にもよりますが、漢方を飲みつつ生活面を少し改善していただくだけで驚くほど効果が表れることがあります。 長年悩んでいた胃の不快感が急に良くなったり、眠れるようになったり、じんましんが消えたり、体の痛みがなくなったり。 内容は様々ですが、最近は飲んですぐ血糖値の数値が驚くほど良くなった方がいらっしゃいました。 生活面を変えて劇的に効果が表れるのはなぜか? そもそも不調の原因のほとんどは長い間積み重ねてきた生活習慣です。 ですので漢方で体の状態を良くするとともに、体を悪くしていた原因の影響 ・・・
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