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柚花漢方のブログ
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食べ過ぎに漢方の消化剤

 

  1月7日は七草粥の日でしたがみなさん食べられましたか? 年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休めてくれる春の七草のおかゆで、 無病息災の願いも込められてきた風習です。 七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)は 消化の促進や利尿作用などの働きを持っています。   昔から漢方医学では薬食同源を実践してきました。 そして、食べ物が薬に、もしくは薬が食べ物になることがよくありました。 例えば、古代の医学書「傷寒論」の処方「桂枝湯」は 初期の風邪などの治療に使われる漢方薬ですが、 その材料はショウガやシナモン、なつめなど台所にあるもので 寒い時期によく ・・・

ダイエットに使えるおすすめ漢方

 

  以前のブログで注意が必要なダイエット漢方薬について書きましたが 今回は女性が安心して服用できる おすすめのダイエット漢方薬についてご紹介します。 正直なところ、よく広告であるような急激に痩せるようなものはありません。 体質を変えていくことによって徐々に体重を減らしていくものです。 安全な代わりに効果もゆるやかにすすんでいきます。   【痰湿型】 先のブログでも書きましたが日本の女性は 甘いものや水分、油っこいものの摂りすぎ、 東洋医学でいうところの痰湿が溜まることにより 体重が増加している方が多いです。 痰湿とは湿(余分な水分)が体内に長期に停留して 生じた病的な代謝物 ・・・

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ダイエット

補中益気湯が合わない人は?効果や副作用も解説

 

補中益気湯が合わない人は?合わないタイプや効果や副作用も解説   漢方薬の中で有名な処方一つに補中益気湯があります。 食欲がない、胃腸虚弱、疲労感、風邪をひきやすい、病中病後の体力の低下など他にも様々な症状に使われ、病院で処方されることも多いかと思います。   補中益気湯とは?どんな時に使う漢方薬? 補中益気湯:黄耆、人参、茯苓、甘草、柴胡、升麻、当帰 主薬は補気薬の黄耆で柴胡や升麻と一緒に用いることで、升提作用で弛緩した筋肉を持ち上げ正常化してくれます。 さらに人参、白朮、甘草といった補気薬の働きで消化吸収機能を高めてくれます。 そのため胃・腸アトニー、子宮脱、脱肛、膀胱 ・・・

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漢方薬

20代なのに妊娠しない理由

 

  不妊・妊活相談でお越しになる方は30代後半から40代が多いのですが ここ1、2年、20代の方が増えてきたように思います。   早期の卵巣機能の低下、子宮内膜症、多発性子宮筋腫など 妊娠を妨げる大きな原因はないのになぜか妊娠せず、 人工授精を繰り返したり、体外受精まで進まれている方もいます。   今までいろんな治療をしても妊娠しなかったのに 漢方を始められるとあっさりと妊娠される方が結構いらっしゃいます。 当店がすぐ妊娠する魔法の妊娠する秘薬を出しているわけでももちろんありません。 体のバランスを整える漢方をお出しし、正しい頑張り方をお伝えしているくらいです。 ・・・

起立性調節障害の漢方治療

 

  起立性調節障害(OD)と診断されたがなかなか良くならない といったご相談がここ数年増えています。 中学生や高校生のお子さんがお母様と一緒に来られます。   起立性調節障害とは思春期のお子さんに多く、 頭痛、めまい、立ちくらみ、頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、朝起き不良など 多彩な症状が見られる自律神経の機能障害からくる疾患です。   具体的には以下のような症状が見られます。 朝なかなか起きられない 目が覚めても頭痛や腹痛がして寝床から出られない 午前中は気分が優れず、午後になると元気が出てくる 夜なかなか寝つけない 立ちくらみがする 体が重たくてだるい 食欲がない ・・・

お屠蘇お配りしています

 

  今年も残すところ1か月ですね。 当店では毎年お屠蘇をお配りしていますが 今年も本日よりお渡し始めました。     日本では、元旦の朝、家族一同がそろってお屠蘇を飲む風習があります。   最近はお正月の過ごし方も多様化し お屠蘇を飲まれないご家庭も増えてきました。 お屠蘇をご存じない方もいらっしゃるかと思うので 少しお屠蘇の話をしたいと思います。   お屠蘇とは、屠蘇散あるいは屠蘇白散といい、実は漢方処方なのです。 中国の三国時代の名医、華佗が生み出した処方です。 三国志を読んだことのある方でしたらご存知の名前かと思います。 唐の時代に中国から日本に伝 ・・・

冬の養生法

 

  11月も半ばに入り、気温の低い日が多くなってきましたね。 冬は植物が新陳代謝を抑えて栄養分を幹や根に蓄えるように、 人間も新陳代謝が下がり陽気や栄養分を体内に蓄えていく季節です。   そして、冬に一番気を付けなければいけないのは寒邪の影響です。 寒邪は 陽気を損傷するため、手足や体全体に冷えを起こし、 脾胃に入ると下痢や腹痛、吐き気などが起こります。 また 気血津液の流れを滞らせるため、頭痛や関節痛、生理痛など 体の色々な部分に痛みを引き起こします。 脳や心臓などの血管系のトラブルにも注意が必要です。 他にも寒さにより体の免疫力が下がり、 さらに空気も乾燥するため口や鼻 ・・・

腰椎すべり症(脊椎すべり症)の漢方治療

 

  腰椎変性すべり症とは、椎骨が前方に移動してしまう疾患です。 腰椎のずれがひどいと脊柱管を狭窄し神経を圧迫してしまうため、 足腰の痛みやしびれを感じます。 40代以上の女性に多いことから、加齢だけでなく ホルモン分泌や出産が関係しているのではないかと言われています。   西洋医学では牽引療法、薬物治療、ブロック注射、 それでも良くならないときは手術療法があります。   東洋医学では骨は「腎」がつかさどります。 骨、軟骨などの変形、転位などは「腎」の衰えによって起こります。 生殖機能も「腎」がつかさどるところですので、すべり症などの骨・関節の疾患は、 男性に比べ出 ・・・

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腰痛 漢方相談

間違った妊活・不妊治療(自然妊娠・タイミング)

 

  当店では不妊・妊活相談に力を入れており 近畿圏はもとより、関東や九州など遠方からも相談に来られますが いきなり漢方から子作りを始められる方は少なく 婦人科や不妊治療のクリニックで治療をされ うまくいかないため当店に来られる方がほとんどです。   はっきり言います。 大多数の婦人科、不妊クリニックが タイミング療法における夫婦生活の指示が間違っています。 もしくは全く指示していません。 なので妊娠確率の低い治療のまま数年治療を続けられている方も結構いらっしゃいます。 クロミッド、セキソビット、注射などで誘発をかけ卵胞が大きくなってきたら この日にタイミングをとって下さいね ・・・

寝つきの悪い夜におすすめ*ホットタオル

 

  寝つきの悪い夜にはホットタオルがおすすめです。   ホットタオルの作り方 ① タオルを水にぬらして軽く絞る。 ② タオルをラップで包んでから電子レンジで500W~600Wで30秒~60秒くらい温めます。 ③ 取り出したタオルをビニール袋などに入れるか、別の乾いたタオルでくるむ。 取り出すときは熱いので注意してくださいね。   出来たホットタオルで、仙骨(おしりの上あたりの硬い骨)を温めるのがおすすめです。 仙骨は骨盤の中央にある逆三角形をした骨のことで、 ここを温めると副交感神経の働きが良くなりリラックスし眠りやすくなります。 冷え性や腰痛、婦人科系の症状にも ・・・

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