【30代後半 女性】
子宝を望まれ不妊治療を続けられていました。
体外受精で5回の胚盤胞移植を行いましたがいずれも妊娠には至りませんでした。
胚盤胞のグレードはAAやBBなど悪くなく
ERA、EMA、ALICEの検査はどれも問題ありませんでした。
不育症の検査でも特に原因となる項目は見られず
これ以上どうすればいいのかわからなくなり相談に来られました。
まず採卵された胚盤胞の一覧表を見せていただきましたが
どれもグレードが高く検査の値などから卵に原因があるとは思えませんでした。
ただ体の方では不調が多く、妊娠を維持するだけの環境が整っていないように感じました。
冷え性で体力があまりなく、甲状腺機能低下もありました。
また気血の滞りがひどく子宮内膜が固くなっている様子も見られました。
まずは3か月かけて妊娠を維持する力をつけるため、
腎陽を補い妊娠を維持する力を養うため亀鹿二仙膠加減をベースに
子宮内の血流を良くする漢方、体の緊張を和らげる漢方、気を補う漢方などを
体の状態に合わせて組み合わせお渡ししました。
移植時には着床の障害となる痙攣や炎症に対応する処方に調整。
移植を迎えるにあたってとても不安そうでしたが
HCGも300を超えしっかりと着床。
その後も妊娠を継続させるため流産予防の漢方を飲まれ
無事安定期を迎えられました。
カテゴリー:不妊症
漢方薬局 柚花香房
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