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薬でもおさまらない慢性蕁麻疹が漢方で改善

 

 

 

【小学3年生 8歳】

 

 

1年半前から蕁麻疹が続いていて皮膚科には通われていましたが

薬もだんだん効かなくなり、最近は抗ヒスタミン剤を飲んでいても蕁麻疹が出るそうです。

蕁麻疹は直径1~2cmで膨らみが強く、掻くとつながって大きくなるそうです。

色はピンク~赤で、かゆみが強く冷やすとましとのこと。

皮膚科の先生はアレルギーはなく原因不明で、

対処療法として抗ヒスタミン剤を出されるだけでした。

最初のうちは薬を飲んでいる間は蕁麻疹は出ていませんでしたが、

だんだんひどくなり、今では薬を飲んでいても蕁麻疹が出てしまいます。

 

慢性蕁麻疹には何かしらの原因があるはずなので、

体の状態だけでなく、日常生活からストレスまで事細かにうかがいました。

家での水分量がとにかく多いことが原因で、

蕁麻疹の原料となる多量の水分が溜まっていました。

また年齢的に体が成長できておらず、特に代謝経路がまだ弱いようでした。

そのため体の疲れが蓄積したときに代謝能力が低下し、蕁麻疹が出ていました。

 

そこでじんましんやかゆみを抑える漢方をベースに、

代謝経路を高め余分な水分を排出したり、

胃腸を中心に体を元気させる漢方をお渡ししました。

ご家族の習慣として冷たい飲み物をたくさん飲まれていたので、

不必要な水分は控えめにしてもらい、温度もぬるめのものを飲むようお伝えしました。

あとは体に疲労を試させないために21時には寝てもらうことをお伝えしました。

だんだんと効果が出てきて、抗ヒスタミン剤がまた効くようになり、

蕁麻疹も出なくなってきたので抗ヒスタミン剤も減らせるようになりました。

ただすっきりとは治りきらず、抗ヒスタミン剤を飲まなくても出ない日が続いたかと思えば、

ポツポツと出る日もあり状態に波がありました。

その原因がはっきりしないので再度生活面について本人にヒアリングすると、

学校の給食で余った牛乳を毎日3~4本飲んでいるそうでした。

お母さんもご存じなくびっくり。

そこで給食の牛乳は自分の1本だけにするようお伝えすると、

グズグズと治りきらなかったのが抗ヒスタミン剤を飲まなくても全く出なくなり、

アトピー様のザラザラした肌もつるっとしたきれいな肌になりました。

慢性的に続く蕁麻疹には何かしたの原因があり、

それを見つけ出すというのがいかに大事かが分かった事例でした。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:じんましん

 

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