【60代前半 男性】
3年前から耳の裏側に皮疹が出始めました。
その後はおでこ、髪の生え際、まゆげの中、もみあげ周辺に広がっていきました。
皮疹は乾燥しかさぶたのように白くなって剥がれる状態。
皮膚科受診して塗り薬を出してもらってもひどくなるので、別の皮膚科を受診したところ尋常性乾癬と診断されました。
ステロイドの塗り薬である程度は落ちついていましたが、去年から急激に悪化。
皮膚科で薬を色々処方されても効果なく、漢方専門のクリニックを受診。
番号のついた漢方を色々変えたりしながら処方してもらいましたがそれも効果なく、ご家族の勧めでこちらに相談に来られました。
現状は、髪の生え際、頭の中、顔、両肘、両ひざ~下肢、背中に大小様々な大きさの紅斑が出ていました。
紅斑は赤く盛り上がり、表面にフケのような白いかさぶたができ、掻いたり衣服などにこすれたりすると剥がれ落ちていました。
特に背中がひどく、背中の下半分がびっしりと紅斑で埋め尽くされ赤みも強い状態でした。
全ての部位に痒みがありましたが、とくに生え際がすごく痒いそうです。
尋常性乾癬は免疫疾患とされ、皮膚のターンオーバーが4~5日で起こります。
まずはその体質を改善するため、体の熱や炎症を抑えたり血流を良くして体質の改善をはかる処方を調合しました。
また併せて免疫の暴走を改善する発酵食品も併せてお渡ししました。
飲み始めて3週間、おでこや顔の部分は少しずつ引いてきました。
服用を続けると顔から上の紅斑はほぼなくなっていき、ひじの紅斑もなくなっていきました。
痒みも少しずつましになり、刺激がない限りはあまり搔かなくなりました。
ただ一番ひどい背中は紅斑の色が少し薄くなったくらいであまり変わらず。
そこで解毒の漢方を追加して再度調合の処方を組みなおし。
そうすると隆起していた背中の紅斑がうそのように引き、赤みを残すのみになりました。
ただ良くなって痒みが引いてきたのを理由に、漢方を飲まなくなったり生活面でも不摂生があり少しぶり返し隆起した紅斑が出るようになってしまいました。
漢方の服用、体質改善の意味を再度説明し、またしっかりと漢方を飲んでもらうようなるとだんだんと良くなっていき、最終的には当初の乾癬の皮膚が何もなかったようにきれいになりました。
来局当初の背中

2か月後

4か月後

10か月後

カテゴリー:尋常性乾癬
漢方薬局 柚花香房
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