【30代後半 女性】
不妊治療専門クリニックで体外受精を続けられていました。
8回移植してそのうち3回は着床しましたが
胎嚢確認後に成長が止まってしまい妊娠継続できませんでした。
移植した胚盤胞はどれもAAやABなどグレードの高いものばかり。
ドクターも不思議がり、PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)やERAテストを提案されていました。
どうしたらいいか悩まれている時にかかりつけの婦人科で当店を紹介され
漢方薬で妊娠継続できるようにと相談に来られました。
お話をお伺いしていて感じたことは不調が多くお体が弱っていることでした。
腰痛もちでギックリ腰も何度も起こしている
膀胱炎によくなり尿検査はいつも潜血で引っかかる
若くして白髪が多く髪を染めている
など妊娠をつかさどる「腎」が弱く、妊娠を維持する力が足りないようでした。
また子宮の状態もあまりよくありませんでした。
経血にはいつも黒い塊がたくさんあり子宮内の血流が悪く、
体も滞り気味で子宮内膜が固くなっていることが予想できました。
体も疲れやすく体力がなく、高温期の体温も不安定でした。
一般的に体外受精でうまくいかないときは卵の質が原因であることが多いのですが
この方は受精卵が着床する子宮内膜の状態が悪いのと
着床しても妊娠を継続するだけの力が足りないことが最大の要因と考えられました。
そこで維持力を上げるため動物生薬がしっかりと配合された補腎薬と
子宮内膜を柔らかくし炎症を抑える生薬製剤、
そこに気血を補ったり子宮内の血流を良くしたりなど体を高めるため
いくつかの漢方を組み合わせ服用していただきました。
しっかりと飲んでいただくこと3か月、いよいよ移植へ。
いつも妊娠継続しないことからクリニックの先生の提案で
二つの胚盤胞を同時に移植することになりました。
すると今までうまくいかなかったのが二つとも着床し双子を授かることに。
双子となると今まで以上に維持力が必要になるため、
しっかりと補う漢方を服用していただき無事安定期を迎えることができました。
ドクターもご本人さんもこの結果にとても驚いておられました。
カテゴリー:不妊症
漢方薬局 柚花香房
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問い合わせ:06-6816-9677
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