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7年間の不妊治療

 

 

【40代前半 女性】    

 

来局された時は42歳で、7年間複数のの婦人科にて不妊治療をしてこられていました。

体外受精や顕微授精を繰り返していましたが、

4年前に7週目で流産したきりでなかなかうまくいかず、

卵も取れなくなってきて移植までいたらないことが増えてきていました。

そこで漢方で体をととのえたいという事で来局されました。  

 

冷え性で、高温期が36.5℃と低く期間も短めでした。

胃腸が弱く、すぐにもたれたり痛むことがよくあり、

夜動悸がすることもたびたびありました。

トイレが近く膀胱炎を繰り返していて、ここ数年は毎日夜中にトイレで起きていました。

 

以前2年ほど漢方薬を飲んでいたことがありましたが、

効果を感じられなかったとのことでした。

飲まれていたお薬をおうかがいすると、

補腎薬など胃に負担がかかるものが多くありました。

胃腸が弱っているとお薬をしっかり吸収できないので、

胃腸の動きを盛りたてるお薬を飲み、胃腸の力を強くする必要があります。  

 

中医学的には、腎陽虚、脾気虚、肝鬱気滞と考え、

腎をあたため補うもの、胃腸をしっかりとととのえさせるもの、

血流をよくするもの、気の巡りをよくするもの

などを体調に合わせ飲んで頂きました。

温灸も毎日1~2回お腹のツボや三陰交にして頂きました。

漢方を飲みはじめ、夜間尿がなくなり体が疲れづらくなっていきました。

半年ほどしたところで採卵した時に胚盤胞が一つできたので凍結保存をし、

その後半年間体調をととのえ移植を行いました。

陽性反応があり、ご本人もとても驚いておられました。

妊娠中もひどいつわりや出血があったりなど気が抜けない状態が続き、

ご自宅や入院中も何度もお電話いただきました。

それでも漢方薬を飲みながら頑張って乗り越え、

無事元気な赤ちゃんを出産されました。

出産報告のお電話を頂いたときは、本当にほっとしました。              

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:不妊症   、40代妊活

 

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