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相談事例

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44歳、卵の質を上げ妊娠、出産へ。

 

 

【40代前半 女性】

 

体外受精で採卵を繰り返しておられましたが、PGT‐Aの結果、染色体に問題のある胚盤胞しか出来ず、漢方で卵の質を良くしたいと相談に来られました。

 

流産経験があるためPGT-Aを行っており、採卵では毎回胚盤胞いくつもできるのですが、結果は染色体エラーばかりでした。

体の状態をおうかがいしていると、腎臓系、腰・関節、冷え、耳、髪などやはり妊娠をつかさどる「腎」に関係する部分が体質的に弱く、年齢からの衰えも見られました。

子宮内の血流も悪く、妊娠継続するには体力も足りていないようでした。

体の状態と年齢を考えると厳しいものがありましたが、FSH、AMHが一定の数字を保っており体の状態さえ上げれば授かれる可能性は感じられました。

 

そこで卵子の質を上げるため、年齢からくる腎の低下を食い止め上げていく補腎の動物製剤と、卵の成長を促進する生薬製剤をお渡しし、卵子の質の向上を目指しました。

そして腎を強くするだけでなく、卵子を成長させるのに必要な体のエネルギーを補ったり、子宮・卵巣の状態を良くしたり、体が回復する経路を整えたりと、体の状態・変化に合わせて数種の漢方を飲んでいただきました。

お体の状態がだんだんと上がっていき、飲み始めて2か月後の採卵でPGT-Aで染色体の問題のない胚盤胞ができました。

しかしその胚盤胞移植したところ陰性。

PGT-Aのデメリットとして、生検によって受精卵が大きなダメージを受けることで妊娠できなくなってしまう可能性があり、その可能性が疑われました。

とても残念な結果でしたが、あきらめずに再度採卵に挑戦され、その後2回の採卵でPGT-Aで問題のない卵が2個凍結できました。

移植に備えて、しっかりと処方を組み移植。

無事妊娠判定陽性で、HCGも300を超えました。

妊娠後出血があったり、胎盤の位置が低かったりとトラブルもありましたが、流産予防の漢方をしっかりと服用し、35週を超えもうすぐ出産を迎えられます。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:不妊症40代妊活

 

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