


【6歳 男性】
6歳の小学1年生の男の子。
お母様が当局で漢方を飲まれており、お子様のことでと来局されました。
相談内容はベーカー嚢腫。
ベーカー嚢腫とは膝の裏がボコッと膨らんでできるしこりのようなものです。
詳しく言うと膝関節の裏側にある滑液包に炎症が起き、関節液が過剰に溜まり膨らんでできる嚢腫です。
専門の病院にかかられていましたが、痛みがないということで経過観察になっていました。
主治医いわく、自然になくなることはないが子供なため、痛みが出てきたり生活に支障が出てきたら液を抜くとのことでした。
液を抜くのは痛いので今はできないと言われているのと、多少の違和感があるため、漢方で治療できないかとのご相談でした。
ベーカー嚢腫の大きさは2cm×3cmの楕円形で、厚さは1cmくらいありました。
小学1年生で歩き方もしっかりしておらず、数か月前にスポーツを習い始めたため炎症が起こったのではないかと推測。
そこで炎症を抑える漢方、血流を良くし炎症性滲出液の吸収を良くする漢方、尿から溜まった水分を出しやすくする漢方などを組み合わせてお渡ししました。
体もまだ小さく代謝経路も十分でないため、安全な量で慎重にすすめていくことにしました。
多少苦いにもかかわらずお母様の手助けのおかげて嫌がることなく漢方は服用できました。
飲み始めて1か月後、ベーカー嚢腫が少し柔らかくなってきました。
さらに1か月服用したころにはかなり小さくなっており、続けて3週間分お渡し。
次に来られた時には、左右どちらの足にできていたのかわからないくらいベーカー嚢腫が小さくなり、漢方の服用は終了となりました。
カテゴリー:ベーカー嚢腫
漢方薬局 柚花香房
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