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お屠蘇お配りしています

 

  今年も残すところ1か月ですね。 当店では毎年お屠蘇をお配りしていますが 今年も本日よりお渡し始めました。     日本では、元旦の朝、家族一同がそろってお屠蘇を飲む風習があります。   最近はお正月の過ごし方も多様化し お屠蘇を飲まれないご家庭も増えてきました。 お屠蘇をご存じない方もいらっしゃるかと思うので 少しお屠蘇の話をしたいと思います。   お屠蘇とは、屠蘇散あるいは屠蘇白散といい、実は漢方処方なのです。 中国の三国時代の名医、華佗が生み出した処方です。 三国志を読んだことのある方でしたらご存知の名前かと思います。 唐の時代に中国から日本に伝 ・・・

ストレスによる食べすぎ

 

    ストレスを強く感じてイライラや不安感が出るとき、 食欲がなくなってしまう場合と逆に食べ過ぎてしまう場合があると思います。 今回は食べ過ぎてしまう場合についてお話しします。   最近のように家にこもっている時間が長くなると 今までより食べ過ぎてしまうのはよくあることだと思います。 食事の食べる量が増えたり、3食しっかりとした食事をとった上で いつもより多く間食してしまう場合はまだよいのですが、 ジャンクフードや甘いものを食べ過ぎて気持ちが悪くなり食事がとれないとか、 あるいは間食しすぎで太るので食事は控えてしまうという場合は注意が必要です。 週に1日くらいは ・・・

パンケーキでちょっとブレイク

 

    本日は休みですが、事務仕事がたまっているのでお店でお仕事。 ここのとこ相談予約でいっぱいだったので仕事が残っています⤵⤵   途中ちょっと疲れてきたのでお昼を兼ねてお隣のフリアンディーズさんへ。 「ふわぁふわぁ桃パンケーキ」と紅茶を頂きました。     旬の桃とふわふわのパンケーキ、 カスタード風のクリームもかかっていますがクリーム感は全くなく、 桃とパンケーキのエキスなんだろうかと思うほど自然な存在感。 桃とパンケーキの異なる味と質感を調和させ美味しさを引き出すような感じです。 漢方薬でいうところの甘草のような存在ですかね。 &nbs ・・・

豆ごはんをつくりました

 

    春になるとスーパーでも色々な豆が売っていますね。 今年もうすいえんどうで豆ご飯をつくりました。     簡単にできておいしくて、しかも栄養豊富! タンパク質やビタミン類、食物繊維などたくさんの栄養が含まれています。 中医学的にみると、えんどう豆は胃腸の働きをよくし気を補ったり、 余分な水分を排出したり、解毒の働きもあります。 胃腸の働きを整えたい方や、むくみがちな方にはおすすめです。 5月いっぱいくらいは売られていると思うのでよかったら試してみてくださいね。     えんどう豆 四気五味:甘・平 帰経:脾胃 効能:健脾益気、利 ・・・

カメムシが大量発生すると寒さが厳しい?

 

    カメムシが大量発生する年は大雪が降り厳冬になるそうです。 今年の夏はカメムシが多かったですね。 ドアを開けるとよくカメムシがくっついていました。 先日も歩いていてカメムシを見つけました。         まだ11月ですが朝晩冷え込みますね。 冷え症の方には今年はつらい季節になりそうです。   女性の方に多いですが貧血体質で、体、とくに手足が冷える方には 小太郎漢方の婦人宝がおすすめです。     気を補う四君子湯と血を補う四物湯に、 血の原料となる阿膠(ロバの皮)と補気の代表的な生薬の黄耆が入って ・・・

秋うつに注意

 

    「秋うつ」という季節性のうつが増えているそうです。 秋は陽が落ちるのが早くなったり、木々が枯れたりとなんとなく物悲しく感じますね。   秋うつは日照時間が関係しているとも言われています。 東洋医学的に言えば、秋は陰長陽消といい、陽が減り陰が長くなる季節です。 心身ともに楽しくなるように安定した気持ちで過ごすのがよく、 明るい時間帯に外で体を動かすのがよいですね。 日々嫌なことが多かったり、ストレスが強くかかっている時は 自律神経を整える薬用茶や気を巡らしリラックスさせる漢方もあるので、 そういうものを利用するのもよいでしょう。   また、スポーツ ・・・

立秋 ~秋の気配~

 

    毎日厳しい暑さが続きますね。 お盆を目の前にして夏休み本番といった感じかと思いますが 本日8月8日は立秋、暦の上では秋の始まりです。 夏の暑さはまだまだ残っていますが、秋の「燥」が加わり 湿度が下がり空気が少しずつ乾燥の方へ向かいます。 この時期は夏の残暑と秋の乾燥が混ざった「温燥」の影響で のどの乾燥や痛み、鼻血などを起こしやすくなります。 今年は特に暑さが厳しいので、秋と言われてもピンと来ないかもしれませんが 季節は少しずつ変化していきます。 ちなみに立秋の過ぎると、夏の挨拶が 「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に変わります。 外を歩くとき、少し空気に触れてみ ・・・

漢方薬で髪の毛が増える???

 

    先日、母と話していて、白髪交じりの髪が薄くなってきたのを見て   「少し髪薄くなってきたなあ、漢方飲む?」と聞いたところ 「えっ、漢方薬で髪の毛増えるの??」とかなり驚いた様子。   普段はくすり嫌いなのか、漢方には興味を示さないのですが 髪の毛と聞いた途端、「そんなんあるんやったら飲んでみようかな」とかなりの乗り気。 言ったこちらも少しびっくり。 で実際のところどうなのかというと 漢方薬で髪の毛は増やすことはできますし、太くしたり抜けにくくすることも可能です。   髪の毛のご相談はそこそこあり、 髪がたくさん抜ける、細くなった、薄くな ・・・

最近、体のだるい方が多いです。

 

    最近、雨だったり曇りだったりお天気の良くない日が多いですね。 お店に来られる方もなんとなく体が重かったり頭が重痛かったり、体調のすぐれない方がとても多いです。 雨の日にしんどいのは気分的な問題だけでなく、 湿邪の影響でもともと体に余分な湿(水分)がたまっている方や、 気虚(エネルギー不足)の方は不快な症状が出やすくなります。   気をつけることとしては、 がぶがぶ水を飲まない、冷たいものをとらない、急いで食べない、食べ過ぎないなど、 体に余分な水分を摂りすぎないこと、胃腸を弱めないこと。 睡眠も十分にとって体の元気を養うことも大切ですね。 漢方薬では余分な ・・・

春に起こりやすい症状

 

    3月ももう半ばになりますが、まだまだ寒い日が続きますね。 お天気の悪い日も多く、すっきりと晴れる日が少ないように感じます。   中医学では春は2月の立春から始まり、3か月間続きます。 冬の間冬眠状態で固まっていた体が春になって暖かい春風を感じると 体の中の陽気が盛んになっていきます。 夜は早く寝て朝は早起きしてゆったりと散歩し 春の陽気に合わせていきいきと活動し、伸びやかに過ごすのが春の養生法です。 これに反すると、「肝」を傷つけてしまいます。 肝は体の気の流れを調整する臓器のため、 ストレスによって肝が影響を受けると気の流れが滞り、体に不調が出てきます。 ・・・

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