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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
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多嚢胞性卵巣症候群
(PCOS)について

polycystic
  • 不妊に悩む女性

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは左右の卵巣内に多数の未成熟の卵胞ができ排卵できず月経異常を起こしている状態を言います。
排卵障害の中ではもっとも多い病気で、生殖年齢女性の5~8%存在すると言われています。検査では男性ホルモンが高値であったり、LHの値が高くなります。
AMHが高い場合なども多嚢胞性卵巣症候群が疑われます。病院では治療としてクエン酸クロミフェンや注射を用いて排卵誘発を行ったり、インスリン抵抗性がある場合などはメトフォルミンを用いたりします。
外科的治療では、腹腔鏡手術によってレーザーメスで卵巣の表面に穴を開けて排卵をさせやすくする方法もあります。原因はアンドロゲンの産生過剰やインスリン抵抗性、遺伝的体質が関わっていると言われていますがはっきりとは解明されていません。
多嚢胞性卵巣症候群の方は、周期が30~90日とバラバラで、排卵していない周期も見られます。そのため妊娠を妨げる大きな要因として考えられえています。

東洋医学では多嚢胞性卵巣症候群は大まかに分けると下記のタイプに分別されます。

  • ① 精液検査
  • ② 肝鬱血瘀型
  • ③ 肝経湿熱型
  • ④ 脾虚痰湿型

私どもが臨床で携わる中では①と②の混合型が多いような印象があります。
治療としては、多嚢胞性卵巣症候群には、顆粒膜細胞に働きかけてホルモンバランスを改善させるとともに水分代謝を良くするアミノ糖エキスをベースに用いることが多くあります。
それに加えて肝の疏泄を良くする疎肝理気剤、血流を改善する活血剤や、卵の成長を司る「腎」を強くする補腎剤などを適宜合わせることで質のよい卵が育ちます。


多嚢胞性卵巣症候群の原因ははっきりとは解明されていませんが、治療の経験上、比較的自然妊娠のしやすい疾患であると考えています。

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