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漢方でAMH(卵巣年齢)は上がりますか? 不妊漢方治療Q&A

 

 

 

不妊漢方治療Q&A9

 

Q.AMHが低く、体外受精をすすめられています。

 漢方でAMHは上がりますか?

A.基本的には上がりませんが、上がった例もあります。

 

 

AMHとは抗ミュラー管ホルモンのことで、AMHの値で卵巣予備能力がわかるとされ、

不妊治療クリニックにおいて治療の方法を決める指標とされています。

 

AMHは卵巣の中にある未熟な卵胞を取り囲む顆粒膜細胞から分泌されています。

卵巣の中に、将来排卵されて妊娠する可能性のある卵子を含んだ卵胞がたくさんあると、

血液中のAMHが高くなり、少なくなるとAMHが低くなります。

 

基本的にAMHの値は年齢とともに低下します。

AMHは月経周期のどのタイミングで採血しても値はほぼ一定になると報告されています。

そのため漢方やその他の治療を行ってもAMHは変わらないはずですが

漢方を一定期間服用後、再度AMHを測ると上がっていることがあります。

先日も漢方を服用され、AMHが1.4→2.1へ上がりました。

AMHの誤差は15%と言われているので、それ以上に上がっていることがわかります。

AMHが上がるケースは他にもあり、なぜ上がるのかを推測しますと、

AMHは卵巣の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンであり、

漢方の服用で子宮、卵巣の状態が改善され、

ホルモンの分泌が良くなったのではないかと考えています。

 

不妊・妊活の漢方相談についてはコチラ

 

 

※質問に対する回答はあくまでも私の個人的な考え方で、

不妊治療専門クリニックのドクターや他の漢方の先生とは見解が異なる部分もあるかと思います。

その辺を踏まえご参考までにお読みください。

 

 

 

 

執筆者

井上 貴文

薬剤師、国際中医師、統合医療生殖学会学術理事

 

漢方薬局|大阪|柚花香房

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