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ご夫婦で漢方で体作りをし体外受精に再度挑戦

 

 

 

【30代後半 ご夫婦】

 

 

不妊治療専門クリニックで2年にわたり治療されていました。

ご主人様の精子数、運動率が悪く人工授精ができないため、

タイミングから体外受精へとステップアップされました。

今まで4回移植されましたがうまくいかず、

漢方で体を整えてから体外受精をしたいとご来局されました。

 

ご主人様の値もよくなかったですが、奥様もけっして良いとは言えない状態でした。

卵巣機能、黄体機能が落ちており生理周期は30代にもかかわらず22~23日。

FSH、プロラクチンが高く、基礎体温表もガタガタしており二層がわかりにくい状態でした。

体の症状からみても、冷えが強く特に末端が冷える、ひどい便秘、アザがよくできる、

偏頭痛が頻繁に起こる、立ちくらみをする、経血に黒い塊が出る、

おりものが排卵日以外にも毎日あるなどと体のバランスが乱れているようでした。

ご主人さんはお仕事環境が大変で、元々の体質と過労から弱っている様子でした。

冷え、頻尿、残尿感、腰痛と生殖機能をつかさどる「腎」の機能が低下している兆候が見られました。

また仕事柄かなりのストレスを受けていらっしゃるようでした。

 

お二人ともお体を整える必要があり、このまま体外受精を続けてもうまくいかない可能性が強かったため、

半年間治療をお休みし体作りをしてもらうことをおすすめしました。

奥様にはまず気血を補い体の芯をしっかりさせた上で、

「腎」を強化する漢方、子宮環境をよくする補血・活血の漢方、ホルモンバランスを整える漢方をお渡ししました。

ご主人さんには腎陽を補う漢方、ストレスによる体の弱りを防ぐ漢方をお渡ししました。

お二人とも段々と体調が良くなっていき、体も整った8か月後に治療再開。

そこで奥様は採卵に特化した処方に変更。

ご主人さんの値もしっかりと良くなりグレードの高い卵が採れ移植へ。

さらに奥様には内膜の状態をよくし着床の手助けをする処方に変更。

無事着床し妊娠反応陽性。

胎嚢→心拍確認とすすみ順調な妊娠生活を過ごされています。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:不妊症

 

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