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鹿の角

 

    引き続き奈良のブログです。 奈良と言えば奈良公園の鹿が有名ですね。 東大寺の近くにはたくさんの鹿がいました。       毎年秋になると春日大社境内の角切り場で鹿の角切りが行われます。 江戸初期の寛文年間に人害防止のためはじめられました。 鹿の角はほうっておいても春には抜け落ち生え変わるのですが 繁殖期の鹿は乱暴になるためはじめられたようです。 13日に見に行こうと思っていましたが台風のため中止になってしまいました。   角を切られた鹿です。         鹿の角ですが漢方薬の原料とな ・・・

ふらっと奈良へ

 

    連休にしなくてはいけない仕事が早めに片付いたので 急遽思い立って奈良に行ってきました。 昨日は台風であいにくの天気でしたが 12日は少し風があるもののお出かけするにはいいお天気でした。 やっぱり奈良の言えば定番の東大寺、大仏様         大仏様を見たからには柱の穴をくぐらねばと思いましたが、 30分以上はかかるのではないかというくらい長蛇の列。 並ぶのはあきらめました。 ちなみに柱の穴は大仏様の鼻の穴の大きさと同じで くぐると無病息災のご利益があると言われています。 お子様だと簡単ですが大人の方は結構苦労されていました。 ・・・

秋茄子は嫁に食わすな???

 

    すっかり秋の気配ですね。 去年は9月はもっと暑かったような。。   秋と言えばお茄子のおいしい季節ですね。 秋茄子といえば「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあります。 一般的には、嫁には秋茄子のようなおいしいものは食わすなという お嫁さんをいびることわざとして用いられているようですが、 一説には、秋茄子には種子が少ないので子種ができなくなると心配する、 嫁を思いやる意味があるとも言われています。   実際のところ、なすは寒性の野菜で、李時珍の「本草綱目」という書物には 「茄の性は寒利。多食すれば必ず腹痛し、下利し、女人は能く子宮を傷る。」と ・・・

大王松

 

    漢方薬局柚花香房に新しい植物が仲間入りしました。       大王松(だいおうしょう)といって北アメリカ南部原産のマツ科の常緑高木です。 元気がよさそうな形をしていますね。 枯らさないように育てていきたいと思います。   松といえば、松節(樹皮が瘤状に増殖したもの)という生薬を用いた松康泉という健康食品を取り扱っています。 松節に含まれるピネシアコムオイルは抗酸化作用が強く 東洋医学的には温陽利湿活血、袪風活絡止痛作用があります。 卵子の老化防止や子宮内膜の改善、流産防止などに用いられます。 松にも意外な作用があったりするんで ・・・

カラオケ・・・気の滞り解消法

 

    先日、久しぶりにカラオケに行ってきました。     学生の頃はよく行っていた覚えがありますが、最近はほんと行かなくなりましたね。 歌もあんまりわからないので何を歌っていいのやら。。。 最近のカラオケ屋さんはいろんな設備も充実し大浴場のついたカラオケ屋さんもあるそうな。 ご家族で行かれる方も多いようですね。   そんなカラオケですが、東洋医学的にみて気滞の傾向がある方には非常によいものです。 気滞とは、気(体を支えるエネルギー)が滞った状態で、ストレスを抱えている方、常時緊張状態に置かれている方、 考え込みやすい方、マイナス思考の方がなり ・・・

セミの抜け殻

 

    今朝、マンションの駐車場で見つけました。     羽化したてのセミです。 となりに抜け殻がありますね。 形からみてクマゼミかな~と思うのですがどうでしょう。 朝からいいものを見れてちょっぴりうれしくなります。   セミの抜け殻は実は漢方でも用いられます。 クマゼミ系統の羽化後の抜け殻で、「センタイ」と言います。 疏散風熱、透疹止痒の作用があり、皮膚病に用いられる消風散などの漢方薬に入っています。 日本では少ないですが、実はいろんな昆虫も生薬として用いられています。 身の回りにあるいろんなものがお薬になるんですね。   &nbs ・・・

芍薬の花

 

    先日、お花の宅配の営業の方が薬局に来られ、 お見本ということでお花を頂きました。 芍薬のお花でした。     まだつぼみですが、これからきれいに咲くことでしょう。   芍薬といえば漢方薬にも入っている生薬です。 漢方で用いられる芍薬には白芍と赤芍があります。 白芍はボタン科のシャクヤクで、赤芍はボタン科のベニバナヤマシャクヤクです。 頂いたお花はシャクヤクで、白芍は根の部分の外皮を除去し乾燥したものです。 作用としては血を補い、痛みを止める作用があります。 四物湯、当帰芍薬散、芍薬甘草湯に用いられています。   赤芍は、血を冷 ・・・

節分の豆まき

 

    昨日は節分でしたね。 豆まきはされましたか? 節分は私の係りなので巻き寿司作って豆まきをしました。 巻き寿司は大阪発祥らしいので、北海道出身の昌子先生は節分に巻き寿司は食べなかったそうです。   節分の「豆まき」ですが、元々は中国から伝わった風習とされています。 厄払いや無病息災の意味があるそうです。 室町時代以降、豆まきは鬼を追い出す行事として定着していきました。   その豆まきに使う豆なんですが炒った豆でないといけません。 なぜ炒った豆かというと、いくつかの説があるのですが 漢方の世界でも用いられる五行の考え方に基づいた五行説があります。 固 ・・・

冬、気候

 

    最近寒いが続いていますね。 強い冬型の気圧配置が続き、日本海側では大雪で大変なことになっています。 ここ吹田でも、昨日は雪がちらついていました。 来週はもっと寒くなるそうな・・・   昌子先生の実家は旭川なんですが、とても寒さの厳しい地域です。 つい先日は、最低気温がマイナス30度にもなっていました!! 下は、お正月に帰省した時の写真です。     こちらは初詣の時の写真になります。 寒い中、お参りのための行列ができています。     同じ日本といえども、 北海道と大阪では気候が異なります。 北海道と沖縄なんかでは ・・・

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身近な漢方

お屠蘇

 

  新しい年が始まりましたね。   皆さん、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。   漢方薬局 柚花香房も昨日より営業いたしております。   ニュースを見ると 今年は家でお正月を迎えられる方が多かったそうです。   ご自宅でお正月を迎えられた方はお屠蘇を飲まれましたでしょうか? 昨年末、薬局では屠蘇散をお配りしていました。       日本では、元旦の朝、家族一同がそろってお屠蘇を飲む風習があります。   お屠蘇とは、屠蘇散あるいは屠蘇白散といい、実は漢方処方なのです。 中国 ・・・

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