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自律神経の乱れに漢方薬

 

    寒の戻りかここ2,3日は冷え込みますね。 昨日は朝、雪が舞っていましたね。 まだまだ寒いですが、季節の上では春になります。   春は「肝」、自律神経が過剰に働いて、 心と体が調和せず自律神経の乱れなどの症状が現れやすくなります。 漢方薬局柚花香房にも2月の中頃から イライラ、不眠、気分の落ち込み、やる気がないなど神経症状のご相談が増えています。 軽いものでしたら漢方薬を服用し比較的短期間で改善します。 上記のような症状ですと、西洋医学では心療内科になりますが、 やはり抗うつ薬や安定剤、睡眠薬などに対してみなさん不安があるようです。 抗うつ薬や睡眠薬を飲みは ・・・

漢方のエキス剤が溶ける最適温度

 

  漢方薬局柚花香房では漢方薬をエキス剤(粉薬)でお渡しすることが多いのですが 可能であればお湯に溶かして飲んでもらっています。 漢方薬はそもそも煎じ薬として生み出されたものがほとんどで エキス剤でもお湯に溶かして飲むのが本来の飲み方に近いといえます。 温かくして飲むことで吸収も良くなりますし、 体を温める漢方薬や巡りをよくする漢方薬は、温めて飲むことにより薬効が出やすくなるそうです。 気分を落ち着ける漢方薬はお茶のようにほっこりと、 のどにいい漢方薬はのどを潤しながら飲んでもらったりしています。   エキス剤をお湯に溶かして飲む場合ですが、 漢方メーカーさんが調べたところ ・・・

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漢方薬

おならがよく出る ~漢方相談~

 

    口に出しては言えないけれど、おならがよく出て困っている。。。 職場でもよくおならが出そうになるので必死でがまんしている。。。 おならでお腹が張って苦しい。。。 などなど、実はおならで悩んでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。 便通はいいのに、おいもはあまり食べてないのになぜだろう??と疑問に感じている方もいらっしゃいます。 整腸剤を飲んだりヨーグルトを食べたりと色々頑張っておられますが 効果があまり感じられずひとりで悩まれていたりします。   おならはもちろん便通や食べ物、胃腸の調子によっても出ますが 頻繁に出るおなら(とくに無臭の場合)はストレスが ・・・

便秘の漢方相談

 

    女性に多いお悩みの一つに便秘があります。 薬局でも多い相談の一つですが、原因は様々です。   一生懸命冷たい水やヨーグルトなどをとって頑張っているけれど、なかなかすっきりしない。 便秘薬を飲むとお腹が痛くなってしまって下痢になる。 休日に便秘薬を飲むので1週間に1回しか排便できない。 お腹がしくしくしたり、トイレに行きたい感じになるけれど排便までには至らない。 お腹が張って苦しくなる。 ニキビができる。   便秘になることで、体の他の不調もでてきてしまう方もいらっしゃいます。 便から体の不要なものを排出していくわけですから、 便秘をほおっておくの ・・・

二日酔いと漢方薬

 

    毎日暑いですね。 今週に入ってから暑さが一段と厳しくなり、大阪では今日37℃を超えましたね。 こんな暑い日は、冷えたビールがおいしそうですね。 好きな人にとっては冷たいビールの喉ごしがたまらないと思います。 金曜日ですし、仕事終わりに飲み行ったり、おうちで晩酌された方も多いのではないでしょうか?   おいしいお酒ですが、ついつい飲み過ぎて二日酔いの経験をされた方も多くいらっしゃると思います。 二日酔いにも漢方薬がよく効きます。 二日酔いの漢方薬はお酒の種類によっても異なります。 お酒は「熱」の要素を持った飲み物です。そこに飲酒量が多くなると「湿」(余分な水 ・・・

セミの抜け殻

 

    今朝、マンションの駐車場で見つけました。     羽化したてのセミです。 となりに抜け殻がありますね。 形からみてクマゼミかな~と思うのですがどうでしょう。 朝からいいものを見れてちょっぴりうれしくなります。   セミの抜け殻は実は漢方でも用いられます。 クマゼミ系統の羽化後の抜け殻で、「センタイ」と言います。 疏散風熱、透疹止痒の作用があり、皮膚病に用いられる消風散などの漢方薬に入っています。 日本では少ないですが、実はいろんな昆虫も生薬として用いられています。 身の回りにあるいろんなものがお薬になるんですね。   &nbs ・・・

煎じ薬

 

    煎じ薬は湯剤(とうざい)、煎剤(せんざい)とも言います。 最近はエキス剤(粉)のほうがポピュラーになってきましたが、漢方薬というと煎じ薬をイメージされる方も多いと思います。 煎じ薬とは、生薬を煮出だすことによってエキスを抽出し、その煮出した液を飲む薬です。 ひとつの漢方薬には何種類もの生薬が配合されておりそれらを合わせて煮出していきます。 たとえば補中益気湯は人参、白朮、黄耆、当帰、陳皮、大棗、柴胡、炙甘草、生姜、升麻など10種の生薬が入っています。 そしてその煮出した液を1日何回かに分けて服用します。   煎じ薬は煎じるわけですからもちろん時間がかかりま ・・・

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漢方薬

芍薬の花

 

    先日、お花の宅配の営業の方が薬局に来られ、 お見本ということでお花を頂きました。 芍薬のお花でした。     まだつぼみですが、これからきれいに咲くことでしょう。   芍薬といえば漢方薬にも入っている生薬です。 漢方で用いられる芍薬には白芍と赤芍があります。 白芍はボタン科のシャクヤクで、赤芍はボタン科のベニバナヤマシャクヤクです。 頂いたお花はシャクヤクで、白芍は根の部分の外皮を除去し乾燥したものです。 作用としては血を補い、痛みを止める作用があります。 四物湯、当帰芍薬散、芍薬甘草湯に用いられています。   赤芍は、血を冷 ・・・

花粉症の原因

 

    昨日のブログで花粉症の症状について書きましたが 今日は花粉症が起こる原因について書きたいと思います。 東洋医学では花粉は原因のひとつで、体の側に問題があると考えます。   「腎陽虚」・・・体を温める力が弱い。うすい鼻水や涙がでる。 方剤:八味地黄丸、牛車腎気丸など   「腎陰虚」・・・体をささえる水分の不足。目の乾燥、かゆみ、充血が起こる。 方剤:六味丸、杞菊地黄丸など   「肺気虚」・・・肺の力が弱く風邪をひきやすい。アレルゲンの侵入を防げない。くしゃみが多い。 方剤:玉屏風散、補中益気湯など   「脾気虚」・・・胃腸の働き ・・・

秋~漢方の風邪薬

 

    台風が去って、お天気も秋らしくなってきましたね。 朝晩は少し肌寒いと感じるようにもなってきました。     今年の夏は暑かったですから、今頃になって体の疲れが出てきている方も多いようです。 夏の間は暑さによる食欲の低下などの胃腸症状や めまい、ふらつき、動悸、生理の乱れ(周期の短縮、不正出血など)の方が、 とても多かったです。     これからの季節は、風邪やアレルギーの症状や冷えによる体調不良が多くなってきます。 風邪をひいたかな?と思ったら温かいものを食べたり早く寝るなどして休養をとってくださいね。   &nbs ・・・

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