漢方財 漢方財
柚花漢方のブログ
オリジナルマーク

柚花漢方ブログ

blog

春のイライラ、憂うつ、めまい、不眠

 

今年は暖冬ですね。大阪では、朝、息が白くなる日もあまりないように思います。暖冬の影響か、毎日相談の方の体調を見ていると通常春に出る不調がもう出ているのではないかと感じられます。   暦の上では、立春(今年は2月4日)からは春になります。毎年、立春を境に春の不調が起こり出すのですが今年は春の不調が早くも起こり出している感じがします。朝夕もあまり気温も下がらず、お昼も暖かいのが原因しているのかもしれません。   春になると体の陽気が盛んになり、心身の働きも活発になり始めます。また春は「肝」の機能も盛んになり自律神経も高ぶってきます。この季節の変動にうまく対応できないとイライラ、 ・・・

漢方薬にも注意が必要です

 

  漢方といえば副作用がないと思われがちですが 漢方薬にもいろいろあって使い方を間違えると心配なものもあります。 最近の漢方の広まり方、使われ方で怖いなあと思うことがあったので書いてみます。   たまたまネットで見つけた美容クリニック。 ダイエットの漢方についての紹介がありました。 使っている生薬をいくつか載せておられましたが 怖いなあと思ったのはそのあとに書かれた文章。 飲み始めると心臓がドキドキしたり喉が渇いたり発汗したりすることがあるが 副作用ではなく新陳代謝が活発になり現れる症状なので心配ないとのこと。 文章を見てパッとみて思いついたのが〇〇という生薬。 強めに作用 ・・・

睡眠の重要性

 

  漢方相談に来られる方にはまず問診票を書いていただきます。その中で睡眠に関する項目があるのですが驚くのが皆さん睡眠時間がとても少ないこと。0:00~6:00もしくは1:00~7:00の6時間睡眠の方が非常に多いです。「私もそうだよ、6時間でも元気だよ」という声が聞こえてきそうですが体調的には普通に元気に過ごせていても、体の中では少しずつ弱ってきています。   アメリカのスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の西野所長によればアメリカで110万人を対象に行った疫学調査によるともっとも死亡率が低かったのが睡眠時間が約7時間の人たちだったそうです。睡眠に対しては様々な研究が行わ ・・・

心の病気にならないために

 

    ストレスの多い現代社会において 心の病気で悩んでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。 毎日色々な悩みがありますが、心のバランスを崩さないように 日々できることについて少しお話ししたいと思います。   ①早く寝る どの病気についても言えることですが睡眠はとても大切です。 なぜなら寝るのが遅かったり睡眠時間が少ないと、 東洋医学でいう「心陰」、「心血」が不足した状態になってしまいます。 わかりやすく言えば、心がとても弱った状態になります。 そうするといつもはやり過ごせていたちょっとしたトラブルや人の言動などが、 心にしっかりとダメージを与えます。 それに ・・・

勉強会、産後の母子の健康について

 

    昨日、勉強会に行ってきました。 不妊治療、乳がん、食事・加工食品について、学んできました。 子宝のご相談では、元気な赤ちゃんを授かることが一番の目的ですが、 産まれた後の赤ちゃんの成長について、小さい頃の食習慣がいかに大切か、 不妊治療を長くされていた方にはガンのリスク予防など、 授かるだけじゃなく、授かった後いかに健康に過ごしていただくかについて 大変考えさせられる内容でした。 学んできたことをもとに、今後産後の健康について色々発信していければと思います。   冬場はいつもご妊娠の報告が多いですが 今年は11月末からご妊娠ラッシュが続いています。 今年も ・・・

夏の血液ドロドロに気をつけましょう

 

  梅雨があけて急に夏本番といった感じの暑さがやってきましたね。 暑さで身体がだるくて、いつもより仕事や家事が大変に感じる方も多いかと思います。 たくさん汗をかいて体の水分が失われると血液の濃度が高くドロドロになり、 気も失われるので心臓のポンプが弱り、体の巡りが悪くなります。 夏は特に脳梗塞などが心配ですね。 うちでは両親も含めて家族で血液の力をあげる自然薬を飲んでいます。 母は実際に血管の状態が良くなっていて毎日飲むのが楽しみのようです。 暑い日が続きますが、体をいたわって早めに寝たり、 きちんと水分補給しながら食べ物に気をつけて元気に過ごしたいですね。 漢方には夏の不調に良いも ・・・

便通がいい?

 

    漢方相談に来られる方には最初問診票を書いて頂きます。 その中で便通に関する項目もあるのですが 「私便通はいいんです。食べたらすぐ行きます。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。 1日1~2回ならいいのですが3回~4回となると いいことではなく、むしろ体が弱っていると考えられます。   便の回数が多い、食事をするとすぐトイレに行く、便が常にやわらかい という方は胃腸が冷えている、胃腸が弱っている場合が多いです。 冷たい飲み物を好む現代人は、胃腸が冷えています。 そのため、胃腸が弱ることによる症状が出やすくなります。 下痢、便秘、食欲不振、倦怠感、冷え、むくみ、 ・・・

胃腸炎の流行

 

    最近胃腸炎が流行ってきているそうですね。 胃腸炎にならないためには、手洗いやうがい、マスクによる感染予防、 また食品をよく洗ったり十分加熱することも大事ですね。   体の面から予防できることは、まずは胃腸を冷やさないこと。 冷たいものをとると胃腸が冷え弱ってしまいます。 当然ながら弱った胃腸は胃腸炎の原因であるウイルスや細菌に負け、 胃腸炎を発症してしまいます。 お子様だとおやつに冷たいジュースやアイスクリームなどを摂ると胃腸を冷やしていまします。 また12月は忘年会シーズン、大人も冷たいビールの飲み過ぎで胃腸が冷えてしまいます。 冷たいものは控えめにして ・・・

精神的な不調のご相談が増えています

 

  9月になろうというのに厳しい暑さが続きますね。 猛暑が続いたせいで精神のバランスを崩す方が増えています。     東洋医学的で見ると夏は「心」の季節に当たります。 今年は長く続く猛暑により心血虚の状態になる方が増えています。 心血虚の状態になると、色々なことが不安に感じたり、 動悸が起こったり、悪夢を見たりします。 また、今年は猛暑により家にこもりがちで外出される機会が極端に少なくなっている方が多く、 それにより気の滞りが生じ、イライラしたり、胸が張ったような苦しさ、 お腹の張り・おなら、喉のつまり、肩こり、頭痛なども起こりやすくなっています。 上記のように精神のバラン ・・・

暑すぎるとビールが売れない?!

 

    ビール好きの方には夏は冷たいビールが飲みたくなる季節ですね。 ビール業界では夏場に気温が1度上がると販売量が2.5%上がるという定説があるようですが 今年は7月前半が好調だったのに後半になると販売量が落ち、 気温が36、37度を超えると売れなくなるという新たな定説が生まれているようです。 暑すぎると外出しないため売れなくなると分析されているようですが、 体の面から考えると暑すぎて体が弱ることでビールが飲めなくなる面もある気がします。   暑くなると冷たいものをたくさん摂り胃腸が冷やされます。 暑さが続くと継続的に冷たいものを摂る頻度が増えるので胃腸が冷え、 ・・・

TOP